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月別アーカイブ: 2025年8月

豊永設備のよもやま話~第10回~

皆さんこんにちは!

 

福岡県福岡市、糟屋郡を拠点に給排水設備工事を行っている

豊永設備、更新担当の富山です。

 

 

 

新築時の給排水工事の流れと魅力

 

 

 

 

新築と給排水工事の関わり

 

新築の現場では、建物が建つ前から給排水工事が始まります。

基礎工事の段階で配管ルートを仕込んでおかないと、完成後に水を使うことはできません。

まさに「建物の血管」を組み込む仕事なのです。


新築時の工事フロー

 

① 現場調査

まず敷地や道路側の上下水道本管の位置を確認。これを基に配管ルートを計画します。

② 設計・申請

給水・排水計画を立て、自治体に申請。許可が下りて初めて工事に着手できます。

③ 基礎工事と同時施工(先行配管)

基礎コンクリートを打つ前に、床下を通す配管を設置。これを「先行配管」と呼びます。

④ 立ち上げ配管

壁や床を通して各設備(キッチン・トイレ・浴室)に管を伸ばします。

⑤ 器具取付

蛇口やトイレ、洗面台、給湯器を取り付け。見た目は内装工事の仕上げに近いですが、裏では精密な接続作業が行われます。

⑥ 通水試験・検査

水を実際に流して圧力試験や漏水確認を行います。問題がなければ検査合格となり、住む人が安心して使える状態になります。


新築工事ならではの難しさ

 

  • 将来の増改築も想定した設計が求められる。

  • 他職種(大工、電気、左官など)との調整が多い。

  • 完成後は見えなくなるため、施工精度が絶対に必要。


技術者としてのやりがい

 

  • 住む人の暮らしを支える誇り:「自分が施工した家で家族が安心して暮らしている」と思える。

  • 形に残らないが本質を支える仕事:完成後は隠れてしまうが、縁の下の力持ちとして誇れる。

  • スキルアップの幅広さ:住宅、マンション、商業施設など多様な現場経験が積める。


求職者へのメッセージ

 

給排水工事の仕事は、未経験でも始められます。

最初は先輩の補助から始まり、工具の扱い方や配管の仕組みを学び、徐々に専門的な技術を身につけられます。

  • 資格取得支援制度を設けている会社も多く、国家資格「配管技能士」や「給水装置工事主任技術者」などを取得すれば、大きな武器になります。

  • 将来は現場監督や独立開業という道もあり、「一生モノの仕事」としてキャリアを築くことができます。

「建築業界に興味がある」「人の役に立つ仕事がしたい」「専門技術を身につけたい」

――そんな方にこそ挑戦してほしい仕事です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

豊永設備では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

福岡県福岡市、糟屋郡を拠点に給排水設備工事を行っております。

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

詳しくはこちら!

 

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豊永設備のよもやま話~第9回~

皆さんこんにちは!

 

福岡県福岡市、糟屋郡を拠点に給排水設備工事を行っている

豊永設備、更新担当の富山です。

 

 

 

水の流れの仕組みと給排水工事の役割

 

 

 

暮らしに欠かせない「水の循環」

 

私たちの生活において、水は空気と同じくらい大切な存在です。

飲む、料理に使う、入浴する、洗濯する、トイレを流す――すべて水道設備があってこそ成り立っています。

表面上は「蛇口をひねると水が出て、使った水は流れていく」という単純な流れに見えますが、その裏には高度な技術と綿密な工事が隠されています。

給排水設備は建物の“血管”や“動脈”に例えられることもあり、社会生活を支えるインフラの一部なのです。


水の流れの基本構造

 

水の流れを簡潔に表すと、次のようになります。

👉 「給水管 → 蛇口 → 使用 → 排水管 → 下水処理施設」

① 給水管

道路の下に埋まっている上水道本管から、建物に水を引き込みます。

水道メーターを通して供給量を管理し、宅内の各場所へ分配されます。

② 蛇口からの供給

キッチン・浴室・洗面台・トイレなど、暮らしの至る所で水が必要です。

さらに近年では食洗機や温水洗浄便座など水を使う設備が多様化しており、給水ルートも複雑になっています。

③ 使用後の排水

使われた水は排水管を通って外へ流れます。排水は大きく3種類に分類されます。

  • 汚水:トイレから流れるもの。

  • 雑排水:キッチン・浴室・洗面所などから出る生活排水。

  • 雨水:屋根や庭から流れる水。

 

④ 下水処理施設へ

排水管を通じて集められた水は、最終的に下水処理場で浄化されます。

そこで安全な状態に戻された水が河川や海に返されることで、水の循環が完成します。


なぜ工事が欠かせないのか?

 

水の流れは自然現象ではなく、人の手で設計・施工しなければ成り立ちません。

もし給排水工事が不十分であれば、さまざまなトラブルが起こります。

  • 水漏れリスク:配管の接続不良や劣化により、建物内部が濡れ、カビや木材腐食を招く。

  • 排水不良リスク:勾配不足や詰まりにより、排水が逆流し、悪臭・害虫発生の原因になる。

  • 水圧不足リスク:管径やポンプの選定ミスにより、生活に支障が出る。

つまり給排水工事は「暮らしの快適さ」と「建物の寿命」を左右する非常に重要な工事なのです。


給排水工事に関わる職人の役割

 

給排水工事は一人の職人だけで完結する仕事ではありません。

複数の役割が連携して初めて成り立ちます。

  • 設計担当:建築設計図をもとに、最適な配管ルートを計画。

  • 施工担当(配管工):実際に地面を掘削し、管を敷設・接続。現場の要。

  • 点検・保守担当:完成後のメンテナンスを担い、水漏れや詰まりを未然に防ぐ。


求職者に伝えたい魅力

 

給排水工事は「水」という人間生活の根幹を支える仕事です。

人が暮らす限り必ず必要とされるため、景気に左右されにくい安定した業界といえます。

  • 専門技術を習得できる:一度身につければ一生の財産に。

  • 社会貢献性が高い:人の生活を影で守る誇り。

  • キャリア形成の道が広い:職人、現場監督、独立開業など、多様な進路が開ける。

「手に職をつけたい」「インフラを支えるやりがいのある仕事をしたい」

――そんな方にぴったりの職種です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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