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日別アーカイブ: 2025年5月19日

豊永設備のよもやま話~第4回~

皆さんこんにちは!

 

豊永設備、更新担当の富山です。

 

 

 

【第4回】給排水設備の定期メンテナンスとその重要性

 

 


本日は、給排水設備雑学講座の第4回目をお届けします。今回のテーマは、「給排水設備の定期メンテナンスとその重要性」についてです。

普段、私たちが当たり前のように使っているキッチンやお風呂、トイレなどの水回り――その快適な生活を支えているのが、建物内に張り巡らされた給排水設備です。しかし、この設備は永久に使えるものではありません。日々の使用によって、少しずつ確実に劣化していきます。

この回では、「なぜメンテナンスが必要なのか」「どんな作業が行われるのか」「どれくらいの頻度が理想なのか」などを、わかりやすくご説明していきます!


💡 定期メンテナンスの目的とは?

 

給排水設備の定期メンテナンスは、単に「壊れたときに修理する」のではなく――

  • 故障や詰まりといったトラブルの予防

  • 配管や機器の寿命を延ばす

  • 衛生面の維持(異臭・カビ・水質汚染の防止)

  • 水漏れなどによる建物へのダメージ回避

といった目的があります。

つまり、「何も起きていないから大丈夫」ではなく、“何も起きないようにするために行う”のが定期メンテナンスなんですね。


🔧 具体的なメンテナンス内容

 

私たちが実際に行う点検・清掃作業は以下のようなものがあります。

配管内の高圧洗浄

特にキッチン・浴室・洗面所・トイレなどの排水管内には、**油脂や石鹸カス、髪の毛、スケール(カルシウム成分)**などが少しずつ蓄積していきます。

これをそのままにしておくと――
・排水の流れが悪くなる
・悪臭の原因になる
・最悪の場合、完全に詰まって水が逆流する!

というトラブルに発展します。
高圧洗浄を用いることで、配管の内壁を傷めずに汚れだけを除去でき、詰まり防止に大きな効果があります。

給水設備の点検・バルブ操作確認

給水側では、水圧のチェックや止水栓・バルブの可動性、サビや腐食の有無などを確認します。水が止まらない・出ないといったトラブルの多くは、ここに起因します。

また、水道メーターまわりの漏水点検も重要です。水道代が急に高くなった場合、地下や壁内で水漏れしていることもあります。

各種フィルター・トラップの清掃・交換

浄水器や給湯器に設置されているフィルター類は、目詰まりにより水量や水質に影響を及ぼします。
トラップ(臭気防止装置)部分も、清掃を怠ると異臭が上がってくる原因に。年に一度の清掃で衛生環境をしっかり守れます。


📅 メンテナンスの理想的な頻度は?

 

一般家庭であれば、年に1回程度の点検・洗浄が理想です。

ただし、以下のような場合はより頻度を上げることが推奨されます。

  • 水道水が硬水の地域 → 配管内にスケールが溜まりやすくなる

  • 飲食店や理美容店など → 油脂や髪の毛の排出が多く、詰まりやすい

  • 築15年以上経過している建物 → 経年劣化が進んでいる可能性が高い

“気になる前に、定期的に”が、給排水トラブル回避の鉄則です。


🔍 メンテナンスのプロに依頼するメリット

 

プロによる点検は、「見えない部分」までしっかりカバーします。

  • 目視では確認できない箇所に、内視鏡カメラや水圧計を使って点検

  • 使用年数・建材に合わせた、最適な清掃剤や部品の選定

  • 不具合の早期発見により、大規模工事になる前に対応可能!

費用はかかりますが、それ以上の価値と安心感が得られます。
トラブルが起きてからでは遅い――だからこそ、“未然に防ぐ”ための定期点検が必要なのです。


📝 まとめ

 

  • 給排水設備は毎日使っているからこそ、少しずつ劣化していく

  • 定期メンテナンスは、安心・衛生・節約のための“予防投資”

  • 専門業者に依頼することで、早期発見&長寿命化が可能に

水回りトラブルは、生活に直結するだけでなく、建物全体に影響することもあります。
そのリスクを最小限に抑えるには、「何もない今こそ」がメンテナンスのベストタイミングです!

次回もお楽しみに!

 

 

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