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皆さんこんにちは!
豊永設備、更新担当の富山です。
本日は、給排水設備雑学講座の第4回目をお届けします。今回のテーマは、「給排水設備の定期メンテナンスとその重要性」についてです。
普段、私たちが当たり前のように使っているキッチンやお風呂、トイレなどの水回り――その快適な生活を支えているのが、建物内に張り巡らされた給排水設備です。しかし、この設備は永久に使えるものではありません。日々の使用によって、少しずつ確実に劣化していきます。
この回では、「なぜメンテナンスが必要なのか」「どんな作業が行われるのか」「どれくらいの頻度が理想なのか」などを、わかりやすくご説明していきます!
給排水設備の定期メンテナンスは、単に「壊れたときに修理する」のではなく――
故障や詰まりといったトラブルの予防
配管や機器の寿命を延ばす
衛生面の維持(異臭・カビ・水質汚染の防止)
水漏れなどによる建物へのダメージ回避
といった目的があります。
つまり、「何も起きていないから大丈夫」ではなく、“何も起きないようにするために行う”のが定期メンテナンスなんですね。
私たちが実際に行う点検・清掃作業は以下のようなものがあります。
特にキッチン・浴室・洗面所・トイレなどの排水管内には、**油脂や石鹸カス、髪の毛、スケール(カルシウム成分)**などが少しずつ蓄積していきます。
これをそのままにしておくと――
・排水の流れが悪くなる
・悪臭の原因になる
・最悪の場合、完全に詰まって水が逆流する!
というトラブルに発展します。
高圧洗浄を用いることで、配管の内壁を傷めずに汚れだけを除去でき、詰まり防止に大きな効果があります。
給水側では、水圧のチェックや止水栓・バルブの可動性、サビや腐食の有無などを確認します。水が止まらない・出ないといったトラブルの多くは、ここに起因します。
また、水道メーターまわりの漏水点検も重要です。水道代が急に高くなった場合、地下や壁内で水漏れしていることもあります。
浄水器や給湯器に設置されているフィルター類は、目詰まりにより水量や水質に影響を及ぼします。
トラップ(臭気防止装置)部分も、清掃を怠ると異臭が上がってくる原因に。年に一度の清掃で衛生環境をしっかり守れます。
一般家庭であれば、年に1回程度の点検・洗浄が理想です。
ただし、以下のような場合はより頻度を上げることが推奨されます。
水道水が硬水の地域 → 配管内にスケールが溜まりやすくなる
飲食店や理美容店など → 油脂や髪の毛の排出が多く、詰まりやすい
築15年以上経過している建物 → 経年劣化が進んでいる可能性が高い
“気になる前に、定期的に”が、給排水トラブル回避の鉄則です。
プロによる点検は、「見えない部分」までしっかりカバーします。
目視では確認できない箇所に、内視鏡カメラや水圧計を使って点検
使用年数・建材に合わせた、最適な清掃剤や部品の選定
不具合の早期発見により、大規模工事になる前に対応可能!
費用はかかりますが、それ以上の価値と安心感が得られます。
トラブルが起きてからでは遅い――だからこそ、“未然に防ぐ”ための定期点検が必要なのです。
給排水設備は毎日使っているからこそ、少しずつ劣化していく
定期メンテナンスは、安心・衛生・節約のための“予防投資”
専門業者に依頼することで、早期発見&長寿命化が可能に
水回りトラブルは、生活に直結するだけでなく、建物全体に影響することもあります。
そのリスクを最小限に抑えるには、「何もない今こそ」がメンテナンスのベストタイミングです!
次回もお楽しみに!
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